現代のビジネスにおいて、サイバーセキュリティは切り離せないテーマです。情報漏洩やシステム障害は、個人や企業にとって大きなダメージとなります。
企業の規模に関わらず、被害は報告されています。
PCがウイルス感染し使えなくなった事例や、ウイルス攻撃で約50人の個人情報が流出した事例もあります。被害を受けると、復旧作業で数千万円の損失が出る場合もあります。
参照サイト:https://www.lanscope.jp/blogs/it_asset_management_emcloud_blog/20240308_19721/
「今になってはサイバーセキュリティのことを人に聞けない」
「そもそも、何からすればいいのかわからない」
と思っている皆さんにぴったりの記事となっています!
ここでは、押さえておくべき知識やスキル、具体的な対策について詳しく解説します。
目次
サイバーセキュリティとは?
サイバーセキュリティは、インターネットを通じた情報の盗難や攻撃からデータやシステムを守るための技術やプロセスを指します。ネットワーク環境が当たり前となった現代では、あらゆる個人や組織が標的となり得るため、セキュリティ対策は欠かせません。
特に以下のような分野で重要視されています。
- 個人情報の保護:名前や住所、クレジットカード情報などの漏洩を防ぐ。
- 企業の資産保護:業務データや顧客情報などの流出を防止。
- 公共の安全確保:重要なインフラを狙った攻撃から社会を守る。
押さえておきたい基礎知識
サイバー攻撃の影響は大企業だけでなく、中小企業や個人にも及びます。攻撃の規模が小さくても、企業活動にとって致命的な影響を及ぼす可能性があるため、以下の基礎知識を身につけておきましょう。
サイバー攻撃の仕組みと種類
サイバー攻撃には、特定のターゲットを狙うものと、不特定多数を標的にするものがあります。代表的な種類には、フィッシング詐欺、ランサムウェア、DDoS攻撃などがあります。
被害が及ぶ範囲
攻撃の結果として、業務の停止、顧客の信頼失墜、訴訟問題など、企業が被る損害は多岐にわたります。特に、顧客情報が漏洩すると、ブランドイメージに致命的なダメージを与える可能性があります。
サイバー攻撃が企業や仕事に与える影響
サイバー攻撃が企業にもたらす影響は多大です。具体的な例としては…
- 業務停止
ランサムウェアの攻撃によって、重要な業務データが暗号化されると、通常の業務が停止します。復旧に時間がかかると、顧客や取引先に多大な迷惑をかけることになります。 - 信用失墜
顧客情報の漏洩や、不正アクセスによる不祥事が発覚すると、企業の評判が大きく損なわれ、経済的な損失だけでなく、長期的な信頼回復が必要になります。 - 金銭的損失
システムの復旧や情報漏洩への対応には、巨額の費用が発生します。また、訴訟や罰金のリスクも伴います。
よくあるサイバー攻撃とその対策
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は、正規の企業や組織を装った電子メールやメッセージを使用して、個人や企業から機密情報を騙し取る攻撃です。この詐欺では、偽のログインページに誘導してパスワードを入力させる手法や、マルウェアを仕込んだリンクをクリックさせる手法が多く見られます。
特に経営者や財務担当者が狙われるケースが増えており、これにより企業の資産や顧客データが盗まれるリスクがあります。
ランサムウェア(マルウェアの一種)
データを暗号化し、復旧のために身代金(ランサム)を要求する攻撃手法です。
金銭を得ることを目的に、ソフトやメール添付から感染します。端末に侵入すると、データを破壊したり暗号化したりする恐ろしいウイルスです。悪質なプログラムを仕込んだメールやソフトを介して感染し、データを人質に考慮する報酬を要求されるケースです。
DDoS攻撃
DDoS攻撃は、インターネット上で、大量のリクエストを先に送ることでシステムをパンクさせる攻撃です。この攻撃により、例えば、オンラインショップが急に利用できなくなり、売上に大きな影響が出たり顧客がサービスにアクセスできなくなったりすることで、売上の損失や信用の低下が発生します。
特にオンラインサービスを提供する企業にとっては致命的な影響を及ぼします。
職場で守るべきルールとマナー
情報漏洩を防ぐための解決策
- 最小限の情報共有:業務に必要な範囲の情報のみを共有する。
- 適切なアクセス管理:部署ごとに権限を設定し、不要な情報にアクセスできないようにする。
メールやファイル共有時の基本ルール
- 暗号化されたメールを利用し、重要なファイルを送る際はパスワードを別の手段で送る。
- クラウドストレージの共有設定を見直し、不必要な第三者がアクセスできないようにする。
リモートワークでのセキュリティ対策
- 職場指定のデバイスを使用し、個人端末との混用を避ける。
- セキュリティソフトを導入し、ネットワーク設定を見直す。
- VPNの導入を検討する
万が一の対処方法
不審なメールやリンクを開いてしまった場合の対応
感染が疑われる場合、まずは速やかにITサポートに状況を報告し、問題の拡大を防ぐための初動対応を依頼してください。同時に、感染の疑いがあるデバイスをインターネットや社内ネットワークから切断し、他のシステムやデバイスへの感染拡大を防止することが重要です。
その後、セキュリティソフトを用いてウイルススキャンを実施し、感染源を特定して除去を試みることで、被害の拡大を抑えます。
社内ヘルプデスクやITサポートの活用
感染が疑われる場合やサイバー攻撃に直面した際には、まず速やかにサポート窓口を積極的に利用し、現状の問題や不明点、潜在的なリスクについて専門家に相談することが重要です。
特に、自身で判断しにくい場合や、状況が複雑であると感じる場合には、サポート窓口を頼ることで適切な対処法を見つけられる可能性が高まります。また、こうしたトラブルに備えるためにも、定期的にトレーニングやセミナーに参加し、最新のセキュリティ情報やリスク回避の知識を学ぶことが必要です。
スキルのアップデートを続けることで、サイバー攻撃に対する意識や対策能力を向上させ、トラブルの早期発見や対応力の強化につなげることができます。
今後身近なことから対策
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