インターネットやスマートフォンの普及が爆発的に加速し、今やWeb検索は当たり前になった昨今。ホームページは企業の第一印象といっても過言ではありません。
そんな背景もあり、企業におけるホームページ制作や定期的なリニューアルの需要が高まっています。
突然、社長から突然ホームページ制作を任されて途方に暮れている…という方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ホームページ制作の基礎からSEO対策まで、初心者の方でも理解できるよう各工程について詳しく解説いたします。
闇雲にホームページ制作に取り組んで失敗してしまった…ということがないようにまずは本記事の内容をしっかり押さえておきましょう!
目次
1. 目標設定と企画(工数:約1〜2週間)
ホームページ制作の最初のステップは、目的とターゲットの設定です。
ここでは、「なぜホームページを作るのか」「誰に向けて作るのか」を明確にしながら、競合との差別化も意識しておくと良いでしょう。
【例】
- ホームページの目的:例)製品販売、サービス紹介、会社の情報提供
- ターゲットは誰か: 例)20〜30代のビジネスマン、主婦層など
- 競合の分析: 同業他社のホームページを調査し、差別化のポイントを見つけます
【SEOのポイント】
ホームページの目的やターゲットに基づいて、コンテンツで使用するキーワードをリサーチします(検索されたときに表示させたいキーワードを選定)。
ターゲットユーザーがどのような言葉で検索するかを考え、リストアップしておくと良いでしょう。
2. サイト設計(工数:約1〜2週間)
次に、ホームページの全体像を設計します。この段階で下記2点を行います。
- サイトマップの作成: どのページを作成するか、そのページがどうつながっているかを決定します(例)トップページ、商品ページ、会社概要、ブログ、問い合わせフォームなど
- ワイヤーフレームの作成: 各ページのレイアウト(どこに何を配置するか)を設計します。
【SEOのポイント】
サイト構造は検索エンジンが読み取りやすくなるようにシンプルにします。
各ページに重要なキーワードが含まれるようにし、ユーザーが迷わずページにアクセスできるようにします。
3. デザイン(工数:約2〜3週間)
ターゲットに合ったビジュアルを作り上げるフェーズです。色、フォント、画像・写真の選定を行い、視覚的な面でユーザーにアピールします。
- デザインコンセプト決定:サイトの見た目(スタイリッシュ、カジュアルなど)を決定します
- レスポンシブデザイン: パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでも見やすいデザインにします
専門的な知識や技術が必要になるため、本格的なデザインのホームページを制作する場合はプロのWebデザイナーにお願いした方が良い工程です。
【SEOのポイント】
モバイルフレンドリーな(スマートフォンでの表示を重視した)デザインは、Googleでの評価が上がります。
スマートフォンのユーザーはかなり増加しているため、モバイルデバイスでの快適な表示を確保することが重要です。
4. コンテンツ作成(工数:約3〜4週間)
SEOで最も重要なフェーズです。ここでは、テキスト、画像・写真、動画などの素材を準備します。
自社の商品、サービスは自社の社員が一番よく知っているので、社内で準備するのがおすすめです。
- テキスト作成:サービスの説明や会社情報、ブログ記事など、訪問者が必要な情報を的確に提供するコンテンツを作成します
- 画像・動画素材の用意:魅力的なビジュアル素材を作成し、ページに配置します。
- SEOキーワードの組み込み:検索されやすいキーワードを意識してコンテンツを作ります。キーワードはタイトル、本文、見出し、メタディスクリプションに自然な形で含めます
【SEOのポイント】
キーワードのリサーチを行い、ユーザーが検索しやすい単語を含めたコンテンツを作成します。例えば、この記事では「HP制作の流れ」「ホームページ制作にかかる時間」といった具体的なフレーズを盛り込むことで、検索結果に表示されやすくなります。
また、各ページのメタタイトルやメタディスクリプションに主要なキーワードを含めるのも忘れずに行いましょう。
5. 開発・コーディング(工数:約4〜6週間)
HTML、CSS、JavaScriptなどを使って、デザインを実際にWebページとして機能するように構築するフェーズです。
- HTML/CSSコーディング:各ページの構造とスタイルを定義します
- JavaScriptの実装:ページの動的な要素(アニメーションやフォーム)を作ります
- CMS導入:WordPressなどを使い、簡単にコンテンツを更新できる仕組みを導入します
このフェーズはホームページ制作に詳しい人や会社に任せましょう。
【SEOのポイント】
ページの読み込み速度を最適化するために、コードを軽量化します。ページが速く読み込まれることは、Googleのランキングにも影響を与えます。
画像の最適化: 画像のファイルサイズを最小化し、代替テキスト(altタグ)にキーワードを含めます。
6. テスト(工数:約1〜2週間)
テスト段階では、完成したホームページが正しく動作しているかを確認します。
- ブラウザチェック:複数のブラウザ(Chrome、Edge、Safariなど)での動作確認を行います
- デバイスチェック:PC、スマートフォン、タブレットでの表示や操作性を確認します
- リンクチェック:すべてのリンクが正しく動作しているか確認します。
【SEOのポイント】
すべてのリンクが正しく機能しているか、またリダイレクトやリンク切れがないかを確認します。これがSEOの評価にも影響を与えるため重要です。
7. 公開(工数:約1週間)
いよいよホームページを公開する段階です。
- サーバーの準備:ホームページをインターネット上で表示するためにサーバーを準備します
- ドメインの設定:ホームページのURLを設定し、公開します
- ファイルのアップロード:作成したHTMLファイルや画像をサーバーにアップロードします
公開作業は専門的な知識が必要になるため、コーディングを任せた方、企業にそのままお願いするのが一般的です。
【SEOのポイント】
サイトマップを検索エンジンに提出します。Googleなどの検索エンジンにサイトマップを送信すると、ページがインデックスされやすくなります。
8. 運用・メンテナンス(継続的に実施)
公開後も、ホームページを維持し、さらに改善していくために運用・メンテナンスが必要です。
- 定期的なコンテンツ更新: ニュースやブログなどを追加し、定期的に新しい情報を提供します
- セキュリティ対策:サイトの安全性を確保するために、定期的に更新やバックアップを行います。
【SEOのポイント】
新しいコンテンツを追加することで、検索エンジンに評価され続けます。ブログ記事やニュース、サービスの改善点などを定期的に公開します。
9. 改善と追加開発(継続的に実施)
最後に、ユーザーのフィードバックやアクセス解析をもとにサイトの改善を行います。
- アクセス解析:Google Analyticsなどを使って、どのページが人気か、どこでユーザーが離脱しているかを分析します
- 機能追加: 必要に応じて、さらに新しい機能(Eコマース機能、チャット機能など)を追加します
【SEOのポイント】
サイトの改善を繰り返し行い、検索エンジンでの評価を保つことが大切です。
まとめ
初めてのホームページ制作は不安や戸惑いも多いと思いますが、無理して1人で進めるのではなく、まずは詳しい方や専門の会社から話を聞いてみましょう。
その時に、下記の工程やスケジュール感をある程度把握しておくと制作のイメージが湧きやすくなります。
- 目標設定と企画(1〜2週間):キーワードリサーチでSEO戦略を開始
- サイト設計(1〜2週間):シンプルで直感的なサイト構造を作る
- デザイン(2〜3週間):モバイルフレンドリーで、読み込みの速さを意識したデザイン
- コンテンツ作成(3〜4週間):キーワードを含む高品質なコンテンツを作成
- 開発・コーディング(4〜6週間):ページの読み込み速度や画像の最適化を意識
- テスト(1〜2週間):リンク切れや表示の問題をチェック
- 公開(1週間):サイトマップを検索エンジンに提出
- 運用・メンテナンス(継続的に):定期的なコンテンツ更新でSEO効果を維持
- 改善と追加開発(継続的に):アクセス解析を基にコンテンツの最適化を行う
頼れる方、会社がないという方はぜひTAKAYAMAまでご相談ください。