目次
1.OfferBoxとは?
OfferBoxは、株式会社i-plugが運営するスカウト型の新卒採用サイトです。
企業が、OfferBoxに登録している学生にスカウト文章を送り、接点を作ることができます。
就活生の2人に1人が登録しており、メッセージの開封率が高いのが特徴です。
また、様々な条件で学生を検索することができるだけでなく、学生の適性検査の結果も閲覧できるので、自社に合う学生と接点を作れるというメリットがあります。
1-1.OfferBoxの主な機能
OfferBoxには以下のような機能があります。
- 見つける
- 選考管理
- 人材分析
- 活動分析
それぞれの機能について詳しく説明していきます。
①見つける
OfferBoxに登録している学生情報を検索することができます。
希望勤務地や業界・業種といった項目を絞って学生を検索することで、自社にマッチした学生を見つけることができます。
②選考管理
応募者のオファー状況やステータスが一目でわかる機能です。
オファー承認待ち、オファー承認など、学生一人ひとりの進捗を可視化できます。
学生ごとの状況に合わせてメッセージを送信することが可能です。
③人材分析
性格診断を通して複数グループに分けられた学生が、一覧にまとめられています。
オファー承認後の学生のみになりますが、役割志向や思考などでグループ分けされるので学生が登録したプロフィール情報に付随した特徴を知ることができます。
社員も性格診断を受けることが可能です。パフォーマンスの高い社員と近いタイプの学生にアプローチすることで、より学生とのマッチング精度を上げることができます。
④活動分析
OfferBoxの使用状況について、分析することが可能です。
オファー送信数や承認数を月ごとに可視化し、承認率を自動的に算出する機能や、同じ業界や地域の平均値を見ることも可能なので、企業の採用活動の目安を知ることができます。
1-2.採用プロセスにおけるOfferBoxの役割
OfferBoxを活用することで、企業側から自社にマッチする学生を見つけることができます。
従来の「求人を掲載して応募を待つ」採用活動ではなく、企業側から学生へアプローチすることができるので、学生の集客が難しい中小企業を中心におすすめのサービスです。
その後も、メッセージでやりとりすることが可能なので、カジュアル面談の実施や自社イベントの案内等も行えるため、採用活動を後押ししてくれる媒体と言えるでしょう。
OfferBoxのみで接点創出から、イベント等への集客もできるので採用担当者の時間削減にも繋がります。
2.OfferBoxの使い方
それでは、Offer Boxの使い方を説明していきます。
2-1.アカウント作成方法
一般的なWebサービスの登録と手順は同様です。
サイトにアクセスし詳細情報を入力した後、サイトにログインしてお使いいただけます。
2-1-1.企業のアカウント作成から学生と接点を作るまで
①問い合わせフォームから申し込み
問い合わせフォームから、企業の詳細情報を入力します。
約4営業日でOffer Box側から利用IDを発行後、利用を開始することが可能です。
②学生を探す
Offer Boxに登録している学生から、企業にマッチしそうな学生を見つけることができます。大学名や希望業界、プロフィール文章などが一目でわかります。
③オファーを送信
自社にマッチしそうな学生へ、企業からスカウト文章を送ります。
ただし、企業が学生にオファーできる枠は決まっているため、学生のオファー数が上限だとスカウト文章を送ることはできません。
オファー枠が埋まりそうな学生から優先的にオファーを送るのがおすすめです。
また、オファー枠が埋まっている学生には「オファー枠空けて」ボタンから学生にオファー枠を空けるようお願いすることができます。
④オファーが承認される
学生が企業からオファーを受信。オファーを承認した学生は企業とメッセージのやりとりをすることが可能です。
⑤学生と接点ができる
その後はチャット機能を利用して直接会うことも可能ですし、オンラインでお話しすることも可能です。
2-2.プロフィールの設定
企業の概要やアイコンなどを設定していきます。
学生が企業の情報を知る上で、目を通す内容なので是非ご覧ください。
2-2-1.効果的なプロフィール作成のポイント
どんな企業なのかが分かる内容にすることがポイントです。
会社のことが伝わるように、人柄や社内の雰囲気がわかる写真があるとより効果的になるでしょう。
2-3.求人情報の掲載方法
企業の特徴をより魅力的に掲載することで、学生も興味を持ちやすくなります。
企業情報を効果的に掲載する内容を紹介します。
2-3-1.ジョブポスティングの最適化
職務内容が一目でわかるように、具体的で簡潔なタイトルを設定します。
また、企業のミッションやビジョンを簡潔に伝えることで、共感を持たせることができます。
社風やカルチャーについて説明することで就活生に魅力を感じさせられるでしょう。
会社のロゴや、社内の様子がわかる写真を入れることでより雰囲気を伝えることができます。学生にとって、社内の雰囲気が伝わることはかなり効果的です。
2-4.候補者の検索とスカウティング
2-4-1.効率的な候補者検索方法
OfferBoxでは、希望就職地、希望職種など、学生が登録している情報をもとに、条件を絞ることが可能です。
学生は、志望業界・業種・勤務地をそれぞれ第三希望まで記入しているため、学生と企業がそれぞれ希望する項目が一致するほど上位に上がってきます。
2-4-2.スカウティングメッセージの作成例
学生に実際に届く「スカウトメール」を作成していきます。
文字数制限は特にありません。
学生に関する内容と、企業に関する内容を入れて作成します。
学生のプロフィールに目を通し、学生に寄り添った内容にするのがポイントです。
また、企業情報として企業の魅力を伝えることも効果的ですが、一方的な内容にならないようにすることがポイントです。
3.OfferBoxのポイント
実際に学生との接点を多く作ることができた企業の例をもとに、効果的な使い方をお伝えします。
3-1.効果的な使用のためのヒント
検討リストを活用する
全員にすぐオファーを送るのではなく、段階を踏むとよりオファーを送りやすくなります。
条件を絞っても、学生の数が膨れることがあるのでさらに絞るために使うのが「検討リスト」です。まずは弊社にマッチする学生を、検討リストに入れ、その中からオファーする学生を決めます。
記入率が高い学生にアプローチする
プロフィール入力率が80%以上の学生は、オファーメールの開封率が80%を越えています。しかも、Offer Boxは登録学生が最後にログインした時間も確認でき、プロフィールが充実している学生は高頻度でログインしている傾向にあります。
定期的に承認率を確認する
データを取り、企業情報や内容に関して改善・行動を繰り返します。
記入内容によっては、学生からオファー承認が返ってきやすいことがあります。
定期的に記入内容や文章量などを比較しながら、自社に合う学生が承認しやすいオファー内容は何か見極めるのも承認率を上げるポイントです。
3-2.採用成功事例の紹介
TAKAYAMAでは、導入後3か月で「57名」との接点を作ることに成功しました。
オファー承認を増やすには「学生視点」がキーワードになります。
学生の長所や経験を褒めることや承認することでよりオファー承認率が上がります。
また、企業としての強みを伝えることで他企業との差別化にもなります。
スカウト文章の見直し
学生の長所や経験に注目することとして、企業が学生に送るスカウト文章を見直すことをおすすめします。
弊社では、1週間に80件オファー文章を送って承認が0件だった時がありましたが、
60件送信して承認が5件という日もありました。承認率にすると、0%から5%に上げることができ、その後も安定して学生からのオファー承認が返ってくるようになりました。
そのきっかけとなったのがプロフィール文章部分の見直しです。
承認が返ってこない時は、企業の情報がメインになっていました。
ですが、承認が返ってきた時は学生のプロフィール文章をメインにオファー送信していたという背景があります。
学生がプロフィールに記入している「特に力を入れた経験」「数字を使った実績」などに注目し、学生が親しみやすい言葉遣いにすることで、親近感を持ちやすくすることがポイントです。
そうすることで、
「この企業は自分のプロフィールをしっかり読んでくれている」
「自分のやってきたことを認めてもらえる環境」
という企業イメージがつき学生の印象にも残ります。
文章をテンプレート化
学生は、企業に求めることを第三希望まで記入しています。
企業としての強みを伝えることとして、「学生が企業に求めること」をまとめておきます。
内容としては、「整った育成環境」「服装や働き方が自由な環境」など幅広いです。
学生が企業に求める内容ごとに、弊社で協力できるポイントをまとめておくと便利です。
文章をまとめておくことで、その都度入力する手間や考える手間がなくなります。
弊社でも実際にテンプレートできる所はまとめておくことで、文章作成時間を半分に削減することができました。
3-3.よくある質問(FAQ)
Q:費用はいくらですか?
A:開始時期によって、費用は変わります。初期費用0円で始められるプランもあるので、次の4章で詳しく説明します。
Q:どのような企業が登録していますか?
A:小規模な会社から、大企業まで様々です。2024年6月現在で、18,262社以上が登録しています。
適性診断はどんな内容ですか?
A:28項目の診断結果で、自己分析できる診断です。
役割志向タイプとして8種類、認知・思考スタイルとして5つのスタイルがあります。
それぞれをかけ合わせ、重なった所がその人の診断になります。
また、社会人基礎力や次世代リーダー力などを可視化するサービスもあります。
4.OfferBoxの料金プランと契約方法
Offer Boxを使用する場合は、料金が発生するプランとある工程までは料金がかからないプランがあります。
4-1.プランの比較
大きく分けて、下記の2つのプランが用意されています。
①早期定額型プラン
➁成功報酬型プラン
早期定額型プランは、すぐ使えるサービスです。
早くから始められるので、就活を早い段階から始めている学生と接点を持つことができます。
ですが、獲得できる人数によって費用は上がるので金銭的に厳しい人にとっては成功報酬型プランがおすすめです。
成功報酬型プランは、3月から使えます。
費用を抑えたい方はこちらがおすすめです。費用が発生するのは、学生1名を採用した後なので、採用するまでに費用はかかりません。
ですが、サービス利用開始は就活が本格化してから。就活を3月より前からスタートしている学生にアプローチできないのが特徴です。
4-2.契約手順
①企業情報の登録
OfferBoxのサイトにアクセスしたら、サイト上で企業アカウントを作成します。
②サービスプランの選択
その後、サービスプランを選択します。自社のニーズに合ったプランを選びます。
③申し込みフォームの記入
プラン選択後、申し込みフォームに必要事項を記入します。この際、契約期間や支払い方法などを選択します。
④契約書の確認と同意
提示された契約書を確認し、内容に同意します。契約書には利用規約、料金、解約条件などが記載されています。
⑤支払い手続き
支払い方法を選び、初期費用や月額料金の支払い手続きを行います。クレジットカードや銀行振込などが利用可能です。
⑥契約の確定
支払いが確認されると、契約が正式に確定します。確認メールや書面が送られてくることが一般的です。
5.まとめ
OfferBoxは、企業と求職者を効率的にマッチングするための強力なツールです。
使いやすい操作画面と豊富な学生情報により、企業は優れた人材を迅速に見つけることができます。実際に多くの企業がOfferBoxを活用して採用活動を効率化し、コストを削減しています。
人材採用の効率化を目指す企業の皆様、ぜひOfferBoxの導入をご検討ください。