SNSやメディアで話題のChatGPT。
今までチャットボットのようなアプリやツールはいくつもありましたが、このChatGPTはあのMicrosoftの創設者であるビル・ゲイツが「ChatGPT が世界を変える。人工知能の創造は、インターネットの発明に匹敵する重要性を持っている」と言うほどです。
そんなChatGPTを使ってみたいものの「なんだか難しそう…」「どうやって使えばいいのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか?
ここでは、そんな方々のためにChatGPTの登録方法や使い方を徹底解説いたします。
目次
ChatGPT(チャットジーピーティー)とは
「ChatGPT(チャットジーピーティー)」は、アメリカのOPEN AI社が開発した AI(人工知能)を活用したチャットボットです。
これまでのチャットボットと違い、自然な日本語での対話ができることでSNSやメディアを中心に話題になっています。
「ChatGPT」はGoogleやYahoo!といったブラウザ上で使える Webサービス なので、利用にあたってインストール・ダウンロードする必要はありません。
有料プランもありますが、基本無料で使うことができます。
ChatGPTの登録方法
① 「ChatGPTの公式ページ」へアクセス。
デフォルトは英語なので、翻訳機能を使って日本語にしておくと楽です。
②「CHATGPTを試す」もしくは「Try ChatGPT」のボタンをクリック。
③ OPEN AI社のアカウントを持っている方は「Log in」。持っていない方は、「Sign up」を選択。
④ログインに使用するメールアドレス、パスワードを入力。
※Googleアカウントで登録する方法はこちら
⑤メールアドレスに届いた認証ボタンをクリック。
⑥画面が変わるので、あなたの姓(Last name)名(First name)を入力し、「Continue」をクリック。
この時の姓名は、偽名でも問題ありません。
⑦携帯電話の番号を入力し「Send code」をクリック。
⑧携帯電話のSMSに届いた認証コード6桁の数字を入力すると利用できるようになります。
⑨簡単な説明画面が出てきますが、まずは日本語に翻訳しておきましょう。
⑩「Next」をクリックし、最後に「Done」をクリックすればChatGPTが利用できるようになります。
Googleアカウントを使って登録するのがおすすめ
Googleアカウントを使って登録すると、簡単にChatGPTの利用を開始できるのでおすすめです。
①「Continue With Google」をクリック。
②Googleのメールアドレスとパスワードを入力し、Googleアカウントにログインすれば利用開始できます。
ChatGPTの使い方
赤枠内の箇所に、ChatGPTに答えてほしい質問を入力し、紙飛行機のアイコンをクリックするだけです。
しばらくするとChatGPTが質問に対して回答してくれます。
ChatGPTでできること
答えが明確に決まっている「概念」や「意味」に関する問いに対して正確な回答が期待できます。
特に数字、統計、数学、プログラミングなどの基本的な問いに強く、翻訳や通訳などでも安定した回答がもらえます。
また、幅広いトピックに関する一般的な知識を持っているため、検索エンジンのように質問に回答してくれます。
大量の文章の要約や文章生成なども得意としています。
プログラミング、表計算、数学
試しに、適当な条件条件を与えてPythonでコードを書かせてみましたが、概ね正解していたので、プログラミング時間の短縮が期待できそうです。
他にも単純なものであれば表計算の関数、数学の問題もだいたい解けるようです。
翻訳
ChatGPTには翻訳という使い方もできます。
試しに” Your opinion couldn’t be less important. ”という英文を和訳してみましたが、表現に少し違和感がありました。
意味としては通りますが、ここでは「君の意見なんてどうでもいい」と訳した方が自然です。
ChatGPTを使って訳したあとは自然な表現に調整した方が良いでしょう。
ChatGPTができないこと
ChatGPTはとても画期的なツールですが、できないこともあります。
- 事実確認
- 正確性の担保
- 個人のプライバシーに触れる内容への回答
事実確認、情報の正確性の確認
ChatGPTが生成する文章には、出典やエビデンスとなる情報が明記されていません。そのため、情報が本当に正しいかどうかのチェックや情報の正確性を担保することができません。
個人のプライバシーに関する内容への回答
個人情報に関わる内容については、以下のように回答してくれません。
ChatGPTを使用する上で気を付けたいポイント
ChatGPTも誤った回答をすることがありますが、間違っている情報をあたかも正しいように回答していることがあるため注意が必要です。
事実確認、エビデンスが曖昧
情報の出典や出どころ、エビデンスなどが不明瞭なのでChatGPTが生成した情報をそのまま使用するのはリスクがあります。
使用する前に必ずエビデンスチェックし、正しい情報であることを確認してから使用するようにしましょう。
GoogleがAIによって生成されたコンテンツを嫌う傾向
検索エンジンであるGoogleは、AIによって自動で生成されたコンテンツを嫌う傾向があるため、AIのコンテンツを使用するとSEOでの評価が下がる可能性があります。
生成された文章の著作権
著作権についてChatGPTに質問してみたところ、ChatGPTで生成した文章の著作権はChatGPTを開発したOpenAIが所有するとのことでした。
そのため、生成されたテキストをそのまま使用すると著作権に引っかかる可能性があるので注意が必要です。
情報が最新ではない
ChatGPTは過去の情報をもとに学習するため、回答される情報が最新ではない可能性が高いです。
リアルタイムで状況が変わる情報について質問する際は情報が最新ではないということを念頭に置く必要があります。
ChatGPTのおすすめの活用方法
ChatGPTができることできないこと、使用する上での注意点を踏まえた上でのおすすめの活用方法をご紹介します。
メール文章の生成
シチュエーションを細かく設定してChatGPTに指示を出すと、メールの文章を考えてくれます。
少し日本語としておかしい部分がありますが、それでも1から文章を作成するよりはだいぶ楽です。
プログラミングコードのエラーチェック
ChatGPTは、プログラミングのエラーチェックにも活用できます。
試しに、弊社TAKAYAMAの採用サイトのコードの一部をいじってわざとエラーにして確認してみました。
見事、クオーテーションが抜けているのを見抜き正しいコードを提示してくれました。
このようにプログラミングのエラーの原因が分からないときはChatGPTにチェックしてもらうのも手です。
誤字・脱字チェック
プログラミングのエラーだけではなく誤字脱字もチェックできます。
誤字脱字だけではなく「てにをは」や文法の間違いも正してくれるので大事な文書を作成する際はぜひChatGPTにチェックしてもらいましょう。
生産性向上のツールとしてChatGPTの活用を
ChatGPTは、情報の出典や出どころ、エビデンスなどが不明瞭だったり、情報が正しいかどうか分からないといった不完全さはあるものの、使い方によっては日頃の業務の生産性を大きく向上させられるツールです。
普段の単純作業や誰でもできるような仕事はもしかするとChatGPTに任せられるかもしれません。
時間は限られていますし、人口減少に伴い労働人口も年々減っています。
「難しそう…」と諦めるのではなく、常に最新の技術を活用しながら生産性を高めていきましょう。
ChatGPTに対してMicrosoft社が1兆円以上の投資をしていたり、検索エンジンBingやOfficeツールにChatGPTが搭載し始めています。
TAKAYAMAでは今後、「生産性を高めていこう」という強い動きがあるMicrosoft系の情報も発信していきたいと思っているのでぜひチェックしてみてください。